「妊活」を意識したら「腸活」をはじめよう

妊活

「赤ちゃんは天からの授かりもの」と言いますが、簡単に新しい命を授かる夫婦もいれば、なかなか授かりにくい夫婦もいらっしゃいますよね。今回は、妊活と腸活の関係についてお話していきたいと思います。

不妊問題の背景に潜む腸の問題

国立社会保障・人口問題研究所が実施した「第15回出生動向調査(2015年)」によれば、妻の年齢が50歳未満で、結婚後15〜19年の夫婦のうち、過去に不妊の心配をしたことがある夫婦の割合は29.3%と全体の3割近くに上り増加傾向にあります。その半分以上である約15.6%の夫婦んが不妊治療を受けていることから、「夫婦の6組に1組が不妊で悩んでいる」と言われています。

「不妊」の増加の背景に、ライフスタイルの変化や女性の社会進出に伴う晩婚化が挙げられます。医療技術が進歩し、寿命が長くなった今日においても、出産に適した年齢は昔と変わっておらず、加齢に伴い、子供がなかなか授かりにくくなると言われています。

多くの要因が複雑に絡み合う「不妊」問題ですが、その大きな背景に「腸」の問題もあるかもしれません。

腸は妊娠に不可欠な働き

腸には主に「消化」「吸収」「免疫」「排泄」「合成」「解毒」「浄血」という大切な7つの役割があります。いずれにせよ、生命維持や美容・健康、そして「妊娠」には不可欠な働きです。

消化・吸収

妊娠しやすい体に必要不可欠な栄養は「消化」と「吸収」のシステムにより全身の細胞に栄養素が届けられ、子宮や卵巣を健康に保ちます。

免疫

「免疫」は、ウィルスや細菌から体を守り、病気を防ぐ大切なシステムであり老化予防や健康増進に働いています。子宮や卵巣、卵子など妊娠に必要不可欠な大事に組織の老化を防ぐには免疫細胞が、しっかり活性化している必要があります。

排泄

また、「排泄」の働きとはいわゆる「排便力」のことです。便秘などで体の老廃物が蓄積し、直腸に便が溜まると子宮を圧迫し、妊娠しにくい体に繋がってしまいます。

合成

さらに「合成」として、食べたものから様々な酵素やビタミン、ホルモンを作る働きのこと。子宮の活性化や卵子の老化防止、ストレスの回避など、妊娠に欠かせない物質が含まれています。

解毒

「解毒」は体内に蓄積した有害物質や老廃物を体外に排出する機能。「解毒」を担う器官は、主に肝臓や腎臓が有名ですが、実は腸が最も重要なデトックスの要なんです!体内に蓄積した、実に75%が大便と共に体外に排出されています。本来ならば、排出されるはずの老廃物が、腸の動きが停滞し、体内にどんんどん溜まっていくと…子宮や卵巣、卵子に悪影響を与え、結果として妊娠しにくい体になってしまいます。

浄血

「浄血」も腸の大切な役目。栄養成分の入り口になる腸の状態や環境が、実は体内を流れる血液の質に大きく影響しています。血液の質がドロドロになると必要な栄養成分も子宮や卵巣に届きにくくなり、結果妊娠しにくい体に繋がります。

卵子の老化は、加齢が原因ではない

現在、不妊治療を受けている女性の大半が「不妊の障害となる原因がない」と診断されています。子宮や卵巣、卵管に妊娠を阻む障害は見つからないのに、なかなか妊娠に繋がらないのは、なぜでしょうか。

医療の現場では、「卵子の老化」と言われています。老化の原因は「加齢」です。
しかし、加齢が全ての直接的な原因とはなりません。

細胞を老化させる物質が血液を介して体内を巡り、その老化物質によるダメージが長い時間をかけて卵子に蓄積していくことで老化が起こります。この老化物質を作り出すのも、反対に血液を浄化して栄養素や酸素の豊富なサラサラ綺麗に血液を生み出すのも、「腸」なのです。

腸の働きを知れば知るほど、妊娠を望む女性こそ、まず「腸」を大切にする生活を送ることが重要になりますね。
妊活したい女性こそ、もっと腸のことを考えてみませんか。

元気で健康的な赤ちゃんを望むなら、今すぐ一緒に腸活を始めましょう!

岩永 沙織

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美腸ナース、日本美腸協会認定講師、美腸アドバイザー 10年以上小児科医療現場で働いている中で、強く感じるのは、体調不良を訴える子供達に多く共通している便秘問...

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