消化・吸収・排泄だけでない腸の秘密

腸の基本

消化管の中で、一番長い器官である腸。私たちが生きていくために、大切な栄養を吸収してくれるのは、小腸です。前回の記事でも書いた通り、小腸が綺麗だと、良いものを食べればしっかり吸収されて体の栄養になります。小腸の状態が悪いと、病気や風邪を引き起こす要因のひとつになったり、イライラしやすくなったりします。その理由を今回はお伝えします。

身体を守ってくれる免疫細胞をつくる最大器官

小腸は、お腹の真ん中にあり、大腸は小腸を囲むように走行し、身体を支えてくれている臓器です。外から異物が侵入してきたときに身体を守ってくれる「免疫細胞」の半分以上は、小腸で作られています。更に、大腸には善玉菌という腸内細菌がいて、私たちの身体を守ってくれています。

そのため、腸の調子が悪いと、免疫細胞も作られず、病気になりやすくなったり、なかなか風邪が治らなかったりといったことが起きる可能性があります。
逆に腸が健康だとアレルギー体質が改善される、風邪をひかない、疲れにくいと言われます。

実際に、私も20代の看護師時代、便秘がひどかった時は、よく風邪を引いていました。今は、風邪を引かなくなり、体調が悪いと思った時もすぐに良くなります。
本当に腸を味方につけると、免疫のよろいを付けたみたいに悪いものを寄せ付けない感覚です。

幸せホルモンも脳より腸が多く作られる

”幸せホルモン”と呼ばれるホルモンはご存知ですか?

幸せホルモンとはセロトニンのことであり、セロトニンの9割が小腸で作られています。
このセロトニンは、私たちの気持ちと深く関わっていて、イライラしやすかったり、落ち込みやすかったりするのは、セロトニンの生成や分泌が少ない影響だと言われています。
小腸が綺麗でないと、セロトニンも生成されにくくなります。
毎日、しっかりお通じを出して、小腸でセロトニンがしっかりと作られるように腸を大事にしましょう。

免疫アップ・セロトニン生成のために特にやって欲しいこと

小腸や大腸が健康で綺麗であることが、免疫アップや幸せを感じやすくするために大事なことなのですが、最後に、免疫細胞とセロトニンを効果的に生成するためのポイントをお伝えします。
それは、「お腹を温めること」です。
お腹が冷えていると免疫細胞が作られにくいのです。だからこそ、お腹に腹巻をしたり、温かいものを飲む習慣をつけたり日ごろから意識してみてください。
朝冷たいものを一気飲みしたり、お腹を出して寝たりするのは言語道断です。

自分の免疫力アップのためにも、セロトニンをたくさん生成するためにも、今日から、ぜひ腸を労わって、温かいものを飲んでみましょう。

小野 咲

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2007年から小児緊急病棟で看護師として勤務後、便秘外来のある小林メディカルクリニックで勤務。ここで恩師の小林暁子医学博士と出会う。2012年に「美腸エステ...

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