味噌汁歳時記~脳の活性化にも影響を及ぼす腸内環境~

連載

自閉症、発達障害は遺伝がほとんどではなかった

私は美腸に関してはもちろん、ミネラルやビタミン、糖質などの栄養セミナーに参加したり、本で栄養について学んだりもしているのですが

そこで知ったのは脳の神経細胞はタンパク質、ビタミン、ミネラルを材料にして作られているということ。

それらの材料が足りなければ、当然 脳の神経細胞も活性化されなくなってくるわけです。

神経細胞が活性化されていない状態というのはどんな状態になるかというと・・・

いわゆる発達障害と言われる状態です。
すぐにキレる、集中力が続かない、判断能力の低下、自閉症。

江田証著の「小腸を強くすれば病気にならない」によると、
マウスにある薬剤を注射すると、自閉症と同じ症状のマウスを作ることができます。

このマウスの腸の状態を調べると、リーキーガットでした。

リーキーガットとは、小腸が何らかのダメージを受け、粘膜に傷ができることによって小腸に穴が開いたような状態になり、正常では腸の粘膜に入っていかない細菌の毒素が粘膜の中に入り込み、血液に流れに乗って本来いないはずの場所に細菌が入るようになってしまいます。

それが免疫力、抵抗力の低下につながります。*1

その自閉症モデルマウスに整腸作用のある薬を投与すると、コミュニケーション能力がアップしたそうです。

小腸は、栄養を吸収してくれるところです。
その小腸が荒れていたら栄養を吸収できず、だだ漏れ状態であることは想像できると思います。

そして、腸内細菌が入ってきた栄養を分解してそれぞれ必要な栄養素に変えていきます。

つまり、栄養を吸収してくれる小腸、栄養素を生合成する腸内細菌。これらがしっかり働けない腸内環境では、脳神経の材料を作ることも届けることもできないということです。

だから、腸内環境が脳の活性化に強く影響していると言えます。

さらに、食物繊維などから得られる短鎖脂肪酸の一つである酪酸を投与されたマウスは、脳内の海馬や前頭葉でのBDNF(脳由来神経栄養因子)が増加しているのが分かりました。
酪酸は、ぬか漬けなどに含まれています。


無菌マウスの脳内におけるBDNF濃度は同じ年齢の通常マウスより低かったそうです。*2

このことから、腸内細菌が脳の成長に関係していると言えます。

今日の味噌汁は3種類のだしをとったものに豆腐(タンパク質)、あおさ(ミネラル、食物繊維)、ネギ(消化酵素、抗酸化)ゴマ(ミネラル、脂質)を加えました。

良い腸内細菌を育てるには、いろいろな食材を摂ることです。
単一のものばかり食べていると、腸内細菌の種類も少なくなり、脳細胞も活性化しにくくなります。

私は、「ママは家庭のセラピスト」というテーマで美腸講座を開催しています。
その理由は、ママが正しい知識を得て、家族の食生活を整えていくことで 子供が安定し、家族が穏やかになり、幸せになれるから、という思いからです。

昨今、子供の発達障害が増えてきたと言われていますが、現代の食の乱れが原因の一つになっていることは明らかです。

なのに、それを薬や特別教室に入れるなどの方法で変えようとするのは順番が違うと思うのです。

子供を苦しめているのがまさか母である自分だったと思うと、いたたまれなくないですか?

食の安全が乱れている今の日本だからこそ、きちんとした知識を得て、それを実行し、幸せな家族が増える世の中になることをいつも強く願っています。

*1江田証 「小腸を強くすれば病気にならない」より
*2 https://www.yakult.co.jp/healthist/242/img/pdf/p02_07.pdf

岡田貴美

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エステティシャンとして経験、知識を活かしながら日本美腸協会の美腸アドバイザー、美腸ライターとして活動中。 得意な料理を活かして「美腸lab」ではお味噌汁の連...

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